
紫外線は、メラニン色素を過剰に生成させることで、シミやそばかすをつくります。
また、肌の奥深くにあるコラーゲンやエラスチンなどにダメージを与え、シワやたるみを引き起こすなど、美肌にとって大敵です。
そんな紫外線から肌を守るために、日焼け止めを塗ることを推奨しているメディアも多く、日焼け止めは、美肌のための必須アイテムとして取り上げられています。
ファンデーションを塗る前に下地として使用したり、メイクの上からスプレータイプを吹きかけたりと、様々な日焼け止めで紫外線対策に余念がない方も多いようですが、日焼け止めが大きな原因となって、肌荒れに悩まされている方も少なくありません。
「シミ・シワをつくりたくない!」「未来の肌も白くキレイでいたい!」など美肌のために日焼け止めを使っているのに、お肌に悪影響を及ぼしているかもしれません。
春から夏にかけて肌が荒れる、夏になると肌がベタつく、ニキビが増えるなど、少しでも思い当たることがあるなら、今年から紫外線対策を見直してみましょう!
日焼け止めでなぜ肌荒れするの?
■ 皮膚の構造を壊す合成界面活性剤
一般的な日焼け止めには、水と油を混ぜ合わせるためお肌に悪影響を及ぼす合成界面活性剤が配合されています。合成界面活性剤は、皮膚の構造を壊してしまうため、皮膚の水分が蒸発し乾燥を招いてしまう恐れがあります。このような場合、お肌が乾燥状態にあることで、お肌を潤そうとして皮脂が過剰に分泌され、ニキビやベタつきの原因にもなります。
■ 肌に大きな負担を与える紫外線吸収剤
紫外線からお肌を守るために配合されている成分には、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類があります。紫外線吸収剤は、化学合成された成分です。
紫外線を吸収して熱や赤外線のエネルギーに変えて放出するので、その時皮膚の表面で化学反応が起き、肌に大きな負担を与え、肌荒れなどを招きます。
ハワイでは、2021年からサンゴ礁に悪影響を及ぼすとして、紫外線吸収剤を使用した日焼け止めの使用が禁止となっています。
■金属由来成分配合の紫外線散乱剤
紫外線散乱剤は、マイカ・ 酸化チタン・ 酸化亜鉛などの成分で、肌表面に受けた紫外線を散乱させ、お肌を守ります。紫外線吸収剤が配合されていない日焼け止めとして「ノンケミカル処方」などと表示され、お肌にやさしいイメージを持っている方も多いようですが、マイカ・酸化チタン・酸化亜鉛は、金属に由来する成分のため、金属アレルギーをお持ちの方が使用すると、肌荒れが酷くなる、お肌が酷く乾燥する、お肌悩みが深刻化するなど、様々なお肌悩みを招いてしまう恐れがあります。
■超微粒子化した「ナノ粒子」は肌トラブルを招く
近年、 紫外線防御効果も高く白浮きしない、さらっとした使い心地の日焼け止めが人気ですが、このような日焼け止めは、紫外線散乱剤として配合されているマイカ・酸化チタン・酸化亜鉛などを超微粒子化しているため、この金属に由来する成分が皮膚の奥深くまで入り込み、様々なお肌悩みを招いてしまう恐れがあります。
紫外線対策、どうしたらいいの?
外出の際には、UVカット効果のある日傘や帽子、アームカバー、UVマスク、ネックガード、サングラスなどのアイテムで、強い紫外線からお肌を守りましょう。
そして、日焼け止めは、合成界面活性剤や合成ポリマー、紫外線吸収剤が配合されていないモノを選びましょう。また、紫外線散乱剤配合のノンケミカル処方でも、金属に由来する成分が、汗でイオン化しないようしっかりコーティングされ、超微粒子化されていないモノを選びましょう。
紫外線を防御することばかりに囚われて、お肌をボロボロにしないよう、美肌のために何が大切なのかしっかり見極めていきましょうね!
そして、日焼け止めは、合成界面活性剤や合成ポリマー、紫外線吸収剤が配合されていないモノを選びましょう。また、紫外線散乱剤配合のノンケミカル処方でも、金属に由来する成分が、汗でイオン化しないようしっかりコーティングされ、超微粒子化されていないモノを選びましょう。
紫外線を防御することばかりに囚われて、お肌をボロボロにしないよう、美肌のために何が大切なのかしっかり見極めていきましょうね!