皮膚科医 菅原 由香子が診ました!
実例! 肌荒れ改善エピソード

肌断食でお顔がカサブタだらけになってしまったSさん

Sさんは何年も前からお肌の調子が悪く、さまざまな化粧品を試しました。
しかし、ニキビがなおさら増えたりお顔が真っ赤に腫れたりで、お肌に合う化粧品を見つけることができませんでした。
 
そんなある日、本屋さんで「肌断食」の本に出会い、すぐに書いてあることを実行し始めたそうです。
肌断食というのは、スキンケア化粧品を止めることです。
化粧品にはお肌に負担がかかる物質が配合されているのだから、すべて止めてしまえば良いとの考え方です。
 
洗顔をして、そのまま何もつけないでいると、お肌がカピカピ乾燥しましたが我慢しました。
乾燥がひどいときはワセリンを塗っても良いと本に書いてあったので、純度の高い白色ワセリンを使用しました。
日が経つにつれ皮むけがひどくなり、かゆみ、ひりひりも出現してきました。どんどんお顔が赤くなり腫れて浸出液も出てくるようになりました。
それでもSさんは続けました。それを我慢すればきっと良くなると信じて・・・


 
 
半年くらい我慢していると、赤みは落ち着いてきたようです。
 
しかし、お顔にはカサブタがぎっしりついている状況。
外出時にはマスクをしていました。
 
会社のお昼休みには、マスクを外した姿を誰にも見られたくないので、
一人でこっそり隠れて食べていたとのことです。
 
 
その後1年経っても状況は変わりませんでした。
 
 
 
そこで、何かがおかしいと思い始め、当院を受診されました。
当院にはそれまでも、肌断食による同じ症状を訴える患者さんが全国からいらっしゃっていました。
肌断食自体は私も悪いことだとは思いません。
 
しかし、皮膚のバリア機能が壊れている方は、お肌自身が潤う力を発揮することができず炎症がおき、皮膚のターンオーバーがうまく働きません。
その結果お肌トラブルが長引き、Sさんのようなお肌の状態になってしまいます。
お肌トラブルを抱えている方が急にスキンケアを止めてはいけないのです。
 
化粧品が悪さをしているのであれば、悪さをしない化粧品を使えば良いのです。
そのことをSさんにお伝えし、ワイエスラボをお使いいただくようお勧めしました。
 
Sさんには、今までたくさんの友人、医者に薦められた化粧品を使っては落胆することを繰り返していた過去があるので、
なかなか承諾いただけませんでしたが、最後にはワイエスラボにかけてみるとおっしゃってくださいました。
 
1ヶ月後の再診時、お顔のカサブタはすっかりなくなっていました。
 
かさぶたの下にはニキビが多く出ていたとのことでしたが、それもすっかりなくなっていました。
しかし、まだまだ健康なお肌に戻っているわけではないので、毛穴が開き皮脂が多くでいている状況でした。


 
 
その後も、ワイエスラボだけでのスキンケア、メイクを続けていただくと、
どんどん毛穴もめだたないキレイなお肌になっていきました。
 
 
半年後には子供の頃のようなつるつるのお肌を取り戻し、今までで一番キレイなお肌になったと涙ぐんで喜んでくださいました。
 
 
菅原 由香子