皮膚科医 菅原 由香子イチオシ情報

その紫外線対策は間違っています!2017.06月号 | 6/1 (木) 更新

特集:紫外線

紫外線はお肌の敵だとご存知ですよね。
地上での紫外線でお肌に影響を与えるのはA波とB波。
 
B波はエネルギーが強く、皮膚に当たるとDNAを損傷し遺伝子変異を誘発するので皮膚癌発生の原因になります。
 
皮膚が赤くなってひりひりヤケドのような状態を引き起こすのはB波の影響です。
 
 
A波は黒くなる日焼けをおこします。
皮膚の深いところまで到達し、お肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンを変性させてシワ、たるみの原因になります。
 
A波もB波もシミの原因になります。
 
お顔が老化する最大の原因は紫外線だと、もう一度認識してくださいね。
 
そこで紫外線対策についてですが、ほとんどの方が日焼け止めを使っていますよね。
日焼け止めを塗ってるからと安心して、平気で直射日光にあたっている方が大半です。
 
日焼け止めでは紫外線を100%カットするのは不可能です。
老化するのがいやなら直射日光にあたらないことが必要です。
 
帽子、日傘、サングラス、手袋、UVカットマスク等で物理的に覆うことが重要なのです。
 

私は肌が弱いので日焼け止めは使えません。
赤ちゃん用の日焼け止めでも塗ると真っ赤に腫れて、ブツブツが出ます。
海に行っても、南の島に行っても日焼け止めは使わず覆うだけです。
 
それだけで、まったく日焼けをしません。シミもシワも増えません。
 
日焼け止めを塗らないと怖くて外に出れないと思っているあなた。
日焼け止めを塗って油断して、日傘も使わないことのほうが怖いのです。
 
日焼け止めでお肌に負担をかけている上に、紫外線の害を防ぐことができず老化が進
んでいますよ~。。。。